大学の国際協力テーマにフォーラム参加者募集 [2007.10.16]

 豊橋技術科学大学工学教育国際協力研究センターは、11月9日に国際協力機構(JICA)国際協力総合研修所(東京都新宿区)において、「第6回オープンフォーラム」を開催する(共催:文部科学省、後援:JICA)。同大学は、工学系分野でさまざまな国際協力活動を行っているが、今回のフォーラムでは、開発途上国の地域社会、地域産業の発展に対して工学系大学がいかに取り組むべきかをテーマに、議論が行われる。
 日本の大学には国際協力に欠かせない知的なリソースがあり、国際協力の質的な向上に大きな役割を果たしていくことが期待されている。とくに工学系大学は、産業振興、防災などの地域の課題に貢献するとともに、地域経済を担う企業に対してエンジニアを供給していくことが求められている。また、開発途上国では、一般的には安価な労働力に依存しており、先進国の民間企業が取り組む技術革新からはほど遠いのが現状である。今後開発途上国の民間企業が国際競争力を獲得し、国の経済を発展させていくためには、産学連携により技術的な課題に取り組むことが求められている。

フォーラムの参加費は無料。当日の講師と参加方法は以下のとおり。

[講師] 堤 和男 氏(AUN/SEED-Netチーフアドバイザー、客員国際協力専門員、豊橋技術科学大学名誉教授)/鶴田伸介 氏(㈱地域計画連合代表取締役)/Satryo, S.B. 氏(インドネシア高等教育総局長)/斉藤 隆 氏(元本田技術研究所主任研究員)

[参加方法] 氏名、所属、連絡先をE-mail(master@icceed.tut.ac.jp)またはFax(0532-44-6935)でお知らせください。