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宇都宮大学大学院 国際学研究科 国際社会研究専攻/国際文化研究専攻/国際交流研究専攻

【学生の声】

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国際学研究科 国際交流研究専攻 萩原 好子さん  

 他大学の農学部で熱帯農業を専攻し、青年海外協力隊(野菜栽培)でネパールに派遣されて、農村の女性グループの農作物販売などをサポートしました。その後、国際協力機構(JICA)の農業専門家としてブータンに滞在するなど現場を経験する中で、実践と理論の両方を知らなくては限界があるを痛感日、協力隊出身者を積極的に受け入れている本研究科に進みました。
 ネパールの農村開発をテーマに選び、小作農として虐げられていた人々の地位向上に取り組む現地NGOの活動を調べています。栃木県内の「アジア学院」に来ている関係者の聞き取りに加え、現地調査を行って、農村における女性の自立、児童労働の解消を含めた社会改革の動きをフォローしています。
 本研究科にはかいはつにたいして異なる見解を持った先生方がおられ、多面的で新鮮な学びがあります。修了後は現地の人々とじっくり時間をかけて向き合い、小規模でも納得できる支援に携わりたいと考えています。

【Point】 地域に根差してグローバル人材を育成

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 国立大学として国際学分野の学問を広く学べる宇都宮大学大学院・国際学研究科は、国家・民族・地域・異文化間の相互理解と共生を実現するための高度な教育研究、それを踏まえた課題解決型の専門職業人の養成を目指して1999年に創設。国際学部は2014年に20周年、同研究科は15周年をそれぞれ迎えた。 国際学研究科の博士前期(修士)課程は、民族紛争、国家間対立などの国際的諸問題に関する調査分析・課題解決の能力を習得する「国際社会研究専攻」、異文化理解・多文化共生を推進する人材を育成する「国際文化研究専攻」、市民レベルの国際交流・国際貢献に従事する人材養成を目指す「国際交流研究専攻」の3コース(各10人)がある。
 
 国際社会研究専攻の阪本公美子准教授は、同専攻(博士前期)の「経済開発と社会開発」、国際学研究専攻(博士後期)の「東アフリカ社会開発論」と担当。自身も国連機関でアフリカ駐在経験があり、「そもそも発展とは何か、開発とは何かという問題意識に基づいて、多様なテーマに取り組んでいます。開発途上国では経済開発が進む一方で、社会開発と伝統文化がうまく調和できないケースが見られます。授業では英語文献を使って社会開発の理論の基礎を学んだ後、アフリカの事例に基づいて開発現場の課題について考えます」と説明する。

 グローバルな視点を持ちながら地域と密接に連携するのも宇都宮大学の特長だ。国際学部・多文化公共圏センター(CMPS)の活動には、国際学研究科の大学院生も参加。東日本大震災と原発事故の影響を受けた福島県からの避難者、栃木県内の被災者を対象に「福島乳幼児・妊産婦支援プロジェクト」としてニーズ調査や支援活動を展開している。「原発問題を考える時、ウラン産出地のアフリカ諸国とつながることに気付きます。足元の問題が国際的な開発でも重要な意味があるという視点を持ってほしい」(阪本准教授)。
 グローバル人材育成という課題に対し、宇都宮大学は全学的に取り組んでおり、例えば農業分野の国際協力をテーマにした国際学部・農学部の合同プログラムなどを実施。地元・栃木県や他大学と連携したコンソーシアム事業も、国際学部・国際学研究科が中核として機能し、幅広い成果を上げている。

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㊤学びを重視し、国際交流研究専攻の国際臨地研究で海外での研究調査をサポート。国際NPO起業論では、開発途上国の研修生が農業を学ぶ栃木県内の学校法人「アジア学院」を毎年訪問している。
㊦国際学部・多文化公共圏センター(CMPS)の活動に大学院生も積極的に参加。外国人児童生徒教育・グローバル教育推進、東日本大震災の被災地である福島の乳幼児・妊産婦支援プロジェクトなどを展開している。

【School Data】
取得可能な学位 修士(国際学)/博士(国際学)
定員 修士30人/博士3人
学費 53万5,800円(年額)
奨学金 あり
主な進路先 国際機関、企業・自治体国際部門、国際NGO/NPO

【Access】
〒321-8505 栃木県宇都宮市峰町350
TEL 028-649-5164
E-mail koksomu@miya.jm.utsnomiya-u.ac.jp
URL http://www.utsunomiya-u.ac.jp
交通 JR宇都宮駅からバス10分

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