三重大学・大学院 生物資源学学部/生物資源学研究科

生物資源学学部 資源循環学科/共生環境学科/生物圏生命科学科 
生物資源学研究科 資源循環学専攻/共生環境学専攻/生物圏生命科学専攻

【学生の声】

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生物資源学研究科 生物圏生命科学専攻  林 志厳さん

グローバルな視野を持ちながら 魚の養殖技術研究に取り組む

 子どもの頃から魚類や水族館が好きで、海に関する勉強がしたいと三重大学生物資源学部で魚の養殖技術を学び、さらに研究を深めるために大学院に進みました。学部時代から一貫して研究しているのは、稚魚の成育に欠かせない栄養価の高い植物プランクトンの培養方法です。養殖も自然界の食物連鎖と同じで、稚魚は動物プランクトンを食べて育つため、そのエサになる植物プランクトンをいかに効率的に増やすかがポイントになります。  
 三重大学は水産分野の研究で全国トップクラスの環境が整っており、私も生物資源学部の練習船「勢水丸」による海洋実習に何度か参加して、海洋生物の採取や水質調査を経験しました。勢水丸は“洋上実験室”と呼ばれており、講義で得られた知識を海に出て実地に理解する本学ならではの実践的な学びの場になっているほか、熊野灘に面した水産実験所もあります。また、学部3年時には、連携協定先であるインドネシア・スラウェシ島の大学での短期インターンに参加し、現地の水産試験場や漁港などを視察する貴重な機会を得ました。  
 研究室にはバングラデシュやインドネシア、韓国、トルコなどからの留学生が在籍しており、彼らと一緒に海洋資源に関する研究に取り組みながら、日常的な英会話などを通じて国際感覚を身に付けることができるのも大きなメリットです。大学院修了後は、ここで修得した国際的視野と英語を生かして、海外と関わる仕事に就きたいと考えています。

【教授の声】

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生物資源学研究科・浅海増殖学研究室 学長補佐(国際交流)
吉松 隆夫 教授  

 私の専門は海産魚介類の水産増養殖ですが、近年は海洋生物に影響を与える気候変動や海洋酸性化の問題についても研究しています。三重大学では全学的な国際交流を担当していますが、私自身、大学卒業後に青年海外協力隊に参加し、西アフリカのリベリアで理数科教師として活動した経験があります。また、国際協力機構(JICA)専門家としてフィジーの南太平洋大学の水産・養殖コース設立にかかわり、その後も同国の離島で農林水産資源を生かしながら人々の生活を持続的に発展させる取り組みを支援しました。
 近年は海外留学する日本人の数が伸び悩んでいますが、若い時期に海外を経験することの意義は計り知れません。私たちが研究する海産魚の養殖技術は、日本が半世紀をかけて確立したもので、開発途上国では非常に役に立ちます。世界の課題を知り、世界に対して力を発揮するグローバルな意識を持った人材が本学から巣立ってほしいと思います。

【Point】 農林水産分野をグローバルな視点で追求

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 三重大学生物資源学部は1987年、日本で初めて農学と水産学を融合し、生命・環境・資源を統合的に教育研究する「生物資源学」を掲げて発足。食料の生産、生態環境の保全、生物資源の利用など幅広い領域で、地域や社会の発展に寄与する教育・研究活動を展開。1991年に農学系単独の独立大学院博士課程を開設、2015年度には「資源循環学科」「共生環境学科」「生物圏生命科学科」の3学科体制の下で専門分野を再編成し、各学科にそれぞれ農林生物学・国際開発資源学、地球環境システム学・地球環境デザイン学、応用生命化学・海洋生物科学の教育コースを設けた。資源循環学科の「国際開発資源学教育コース」は学部レベルで本格的な国際教育を進めている。  
 グローバル人材育成に力を入れる三重大学は、30数カ国の100を超える大学・機関と交流協定を結び、国際教育プログラムとして留学を支援するなど積極的な国際・学術交流を展開。レベルに合わせた英語教育、海外インターンシップなどのプログラムも充実している。生物資源学研究科では、全国的に珍しい修士課程の英語によるダブルディグリー取得プログラムをインドネシアの2大学と運営し、両国の学術・教育交流の先駆的モデルとなっている。

mieshita

㊤練習船「勢水丸」による海洋実習
㊦修士課程(ダブルディグリー)の修了式

【School Data】
取得可能な学位 学士(生物資源学)、修士(生物資源学)、博士(学術)
定員 
資源循環学科 70人/修士23人/博士4人
共生環境学科 70人/修士26人/博士4人
生物圏生命科学科 100人/修士39人/博士4人
※各専攻とも社会人特別選抜若干名、外国人留学生特別選抜若干名
※10月入学に関しては、各専攻の各選抜枠それぞれ若干名
学費 28万2,000円(入学料)、53万5,800円(授業料:学部・修士)、52万800円(授業料:博士)
奨学金 あり

【Access】
〒514-8507 津市栗真町屋町1577
TEL 059-231-9626(総務担当)
E-mail bio-somu@ab.mie-u.ac.jp
URL http://www.bio.mie-u.ac.jp/

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