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同志社大学大学院 グローバル・スタディーズ研究科

【学生の声】

doushisha
現代アジア研究クラスター博士後期課程  安里 陽子さん

沖縄とアジアの共通課題考察 ネットワーク構築を目指す

 沖縄で生まれ育ち、フィリピンや台湾などから出稼ぎに来て定住した移民の方々と身近に話す機会がたくさんありました。沖縄の大学で言語学を専攻し、卒業後はフィリピン大学に留学して修士号を取得。米国の支配下にあった歴史など、沖縄とフィリピンは共通点が多く、人の交流も盛んだったことを知り、移民に強い関心を抱くようになりました。    
 帰国後、沖縄や関西のテレビ局などで働いていましたが、その間にシンガポールやマレーシアの中国系移民の子孫である「プラナカン」について知る機会がありました。「人の移動や移民について深く研究したい」。そんな思いが募り、2011年に同志社大学大学院の修士課程に進みました。同志社を選んだのは、それまで別々に暮らしていた夫の職場が京都だった事情もありますが、リーズナブルな学費や奨学金制度、研究旅費の補助制度などが決め手になりました。年に数回、国内外で調査を続けているので、こうしたサポートがあるのは助かります。来年には博士論文を完成させる計画です。    
 移民研究の傍ら、沖縄について議論する場をつくろうと、2013年7月に本研究科の冨山一郎教授らと「〈奄美-沖縄-琉球〉研究センター」を立ち上げました。米軍基地問題をはじめ沖縄の課題は、国際政治や社会情勢など大きな力に翻弄されてきたアジアが抱える諸問題とも共通しています。専門分野や所属を超えて議論を深め、研究者のネットワーク構築にもつなげていければと思います。

【教授の声】

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グローバル・スタディーズ研究科 冨山一郎研究科長  

 グローバル・スタディーズ研究科の「グローバル・リソース・マネジメント」(GRM)プログラムは、文理融合の視点に立って多文化共生の諸課題に挑むグローバル・リーダー養成のためのプログラムです。世界が直面する複雑な課題に対処するには、分野を超えた複合的な視点が必要です。GRMプログラムはグローバル・スタディーズ研究科と理工学研究 科を基幹とし、ほかの全研究科から入学者を選抜。共通科目として、①国際会議の組織と実践、②国内外の企業・官公庁・自治体・国際機関などでのインターンシップ、③国内外でのオンサイト実習、④海外でのフィールドワークを履修するほか、人文・社会科学系の学生が理工学分野を、理工系の学生が人文・社会科学を副専攻として学びます。    
 大学院で学ぶ醍醐味は、答えを急ぐことなく問いを他者と共有し合えること。ともに議論し合える仲間が集う研究科にしていきたいと考えます。

【Point】 世界の課題に挑むリーダーを育成

doushishaue  

 京都と世界を結び、国際社会の現場で求められる志の高い人材育成を目的に設立されたグローバル・スタディーズ研究科。在学生の3分の1は留学生で、英語による講義やクラスターを超えて履修できる科目が充実している。    
 教員には、国際機関やジャーナリズムの実務経験者のほか、東アジアや中東問題、政治・社会思想、ジェンダー論など、幅広い分野の専門家が揃う。客員教授にも国際社会の現場に精通した人材が多く、地域研究とグローバル・イシューを並行して学べるのがカリキュラムの特長となっている。    
 意欲ある学生へのサポートも充実しており、学びやすい環境も魅力のひとつ。2011年度から博士後期課程の授業料を実質無償化したほか、学内奨学金やフィールドワーク、インターンシップを補助する制度も充実し、博士5年間のGRMプログラムの履修生には、研究奨励金として月額で修士15万円、博士20万円が支給される。こうしたバックアップを受けて、学生は地球規模のグローバルな課題の背景を座学で学んだうえで、現場での調査や研究に明確なテーマを持って取り組んでいく。    
 修了生の進路は国際機関・援助機関に限らず、新興国ビジネスに取り組む民間企業なども想定している。

doushishashita

㊤沖縄・宮古島で行われた「オンサイト実習」
㊦グローバル・スタディーズ研究科の卒業式

【School Data】
取得可能な学位 
修士(グローバル社会研究/現代アジア研究/アメリカ研究)
博士(グローバル社会研究/現代アジア研究/アメリカ研究)
定員 45人(修)/18人(博)
奨学金 あり

【Access】
〒602-0898 京都市上京区烏丸通上立売上ル
TEL 075-251-3930
E-mail ji-gs@mail.doshisha.ac.jp
URL http://global-studies.doshisha.ac.jp/

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