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東京工業大学・大学院 工学部国際開発工学科/大学院理工学研究科国際開発工学専攻

【学生の声】

sawamura
工学部国際開発工学科  澤村 新之介さん

恵まれた海外派遣制度で学び 工学を通じた国際協力目指す

 阿部直也准教授の研究室で環境経済学を専攻しています。理系・技術系に興味があって東工大に入学し、学科に進む際に、幅広く工学分野を学べるだけでなく、海外に出る機会にも恵まれている国際開発工学科を選びました。現在は開発途上国の都市における廃棄物管理に焦点を当てて研究しており、いかに効率的な廃棄物処理を行うか、どうすれば持続可能なシステムを構築できるか、実際の政府開発援助(ODA)プロジェクトの事例研究を通じて考察しています。    
 東工大は学生が海外に出て学ぶことを奨励しており、私は学内の「国際開発サークル」の活動の一環として、ケニアで農業廃材を使った炭作りプロジェクトに参加しているほか、3年時には経済産業省のインターンシップ・プログラムでバングラデシュに6カ月間滞在し、上下水道やゴミ処理などの行政サービスを視察しました。海外インターンシップは必修で、このプログラムの場合は休学せずに単位を取得できました。また、大学間交流として米スタンフォード大学とワシントン大学への短期派遣プログラムに参加する機会を得ましたが、こうした活動には大学などから支援があります。    
 将来は日本の技術を生かして、途上国の現場で開発プロジェクトにかかわる仕事をするのが目標です。開発協力でもビジネスでも、東工大で学んだ幅広いエンジニアリングの知識、環境経済学やプロジェクトマネジメントの知見は、自分にとって必ず大きな力になると思います。

【教授の声】

hinode
大学院理工学研究科・国際開発工学専攻 日野出 洋文 教授

 国際開発工学科・専攻は、世界に貢献するグローバルエンジニア育成を掲げて、自分で課題を見付けて解決法を考える人材を育ててきました。当学科は学部では日本人学生と外国人留学生がほぼ半々、大学院博士後期課程は留学生が多く在籍します。私の研究室は環境浄化触媒・未利用無機資源の有効活用を研究しており、例えば東南アジアの留学生がサトウキビやモミガラから有用成分を抽出したり、韓国人学生がミカンの皮から吸着材をつくったり、自国の実情を踏まえた研究に取り組んでいます。こうした留学生を育てて母国に送り返すと同時に、そのプロセスに日本人学生を巻き込んで、積極的に海外に出ていく環境を整えています。工学を通じて社会に貢献するのは、国内も海外も何ら違いはありません。  
 本学は来年度から全学的に組織再編され、国際開発工学の名称はなくなりますが、国際開発と工学を融合した研究領域をさらに充実させていく考えです。

【Point】 融合理工学系・地球環境共創コースへ進化

 東工大は2016年4月、国内の大学では初めて、学部と大学院を統合した「学院」を創設する。学士課程(学部相当)と修士課程、修士課程と博士課程のカリキュラムを継ぎ目なく学ぶ新たな教育体系を構築するために、既存の3学部(理学部、工学部、生命理工学部)23学科から、6学院(理学院、工学院、物質理工学院、情報理工学院、生命理工学院、環境・社会理工学院)19系に組織再編する。東工大は現在も大学院進学率が9割に上るが、新たなカリキュラムによって、入学時から大学院まで自分が進む方向性を見通して研究に打ち込むことができる。入学後3年で実質的に学士課程を修了し、最短5年で修士号、6年で博士号を取得しやすくなる。
 工学部国際開発工学科および大学院同専攻は、環境・社会理工学院の融合理工学系(地球環境共創コース)に移行し、国際開発に地球環境領域の要素を加味した従来以上にグローバルな学びを実現する。    
 また、全学的なグローバル理工人育成コースとして「国際意識醸成」「英語力・コミュニケーション力強化」「科学技術を用いた国際協力実践」「実践型海外派遣」の4つの教育プログラムなども用意されている。

tokoshita

㊦新設されたレクチャーシアターでの講義

【School Data】
取得可能な学位 
融合理工学系=学士(工学) 
地球環境共創コース=修士(理学)、修士(工学)、修士(学術)、博士(理学)、博士(工学)、博士(学術)
定員 
融合理工学系=第4類から17名、第6類から28名 
地球環境共創コース (修士)=54名
学費 学部・修士課程・博士課程後期とも入学金28万2,000円、授業料(年間)53万5,800円
奨学金 日本学生支援機構(JASSO)や民間団体による各種奨学金制度あり

Access】
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E-mail pr@jim.titech.ac.jp
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