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拓殖大学大学院 国際協力学研究科(国際開発専攻・安全保障専攻)

【学生の声】

kawaguchi
国際協力学研究科国際開発専攻 河口 和範さん

建設現場からアジア研究に転じる

 私が大学に入学したのは29歳のことです。それまで建設会社の現場監督として働いていましたが、開発が進むベトナムを旅行で訪れた時、目にしたのは、ヘルメットはおろかサンダル履きのまま危険な建設現場で働く子どもたちの姿でした。日本の現場で安全管理に努めてきた自分にとって、その光景はショックであり、同時に「なぜこの国ではそのようなことが起こっているのだろうか」と疑問を持つようになりました。これがきっかけとなり、会社を辞めて、特にアジア地域の研究に強い拓殖大学で勉強することを決めました。
 学部卒業後も修士課程でベトナムの投資環境の変化について研究を続け、現在は博士論文の執筆に取り組んでいます。拓殖大学は学生が積極的に海外に出ることを奨励していて、そのための環境も整っています。選抜で研究費を受けることのできる制度があり、私は実際にそれを活用してベトナムの農村部でフィールドワークを実施しました。
 通常の授業や論文指導では、教授との距離が近いため、細かな点までしっかりとフォローしてもらえます。また、研究科の枠を超えていろいろな授業を履修できることや、マイナー言語の授業が豊富なことも魅力のひとつですね。
 現在は台湾留学を目指して準備を進めており、台湾では今の研究内容にも関連する事例を追究するつもりです。将来は研究者として、研究成果をアジアの発展に生かしていければと思います。

【教授の声】

kajiwara
国際協力学研究科  国際開発専攻/安全保障専攻 梶原 弘和 教授

 私の専門はアジアのマクロ経済で、各国の統計資料に基づいて労働環境などを分析しています。本研究科で担当する授業は、経済開発政策や比較開発経済学など。10人前後の少人数制で指導しています。特に意識しているのは、学生が自由に意見を交換できる雰囲気をつくること。学生同士が理解を深め合うのはもちろん、私自身も大学院生との議論から気付きを得ることも少なくありません。
 開発の分野では国際情勢の変化とともに次々と新しい課題が出てきます。そんな特色を踏まえ、本研究科では実践を重視し、積極的に学生を現地へ送り出すほか、カリキュラムでも政治と経済の両方を学べる仕組みを取っています。社会人経験の中で得た問題意識を追究するために大学院に戻ってくる人も多数います。アジアで必要なのは相手を理解し、自分自身も理解されるために努力すること。アジアの協力関係強化に向けて活躍してほしいと思います。

【Point】 地域研究ベースに国際的人材を輩出

 拓殖大学はアジア、そして世界で活躍する真のグローバル人材の育成を建学の精神に掲げ、1900年に台湾教会学校として創立された伝統ある国際大学である。大学院の国際協力学研究科は、国際開発専攻と安全保障専攻の2つから成り、国際開発専攻では経済開発を、安全保障専攻では危機管理に関する科目を主に扱う。両専攻の連携・融合に加え、地域研究をベースとすることで、紛争や貧困削減など、国際社会が抱える課題解決に専門知識を持って貢献する人材を輩出している。  
 国際協力学研究科は、海外との交流に注力しており、2007年からインドネシアの大学とのリンゲージ・プログラムに参加。これは、日本の政府開発援助で毎年インドネシアから約100人の学生を日本の参加大学院に受け入れるプログラムで、拓殖大学では毎年約10人の修士学生を受け入れている。初年度に母国で基礎科目を学んだ後、次年度に拓殖大学で応用科目を修得し、同校の単位を授与する仕組みだ。  
 多くの講義は英語で実施されており、学生は高度な専門性とともに国際感覚を磨くことができる。国際協力における実践的な能力を身に付け、平和でより豊かな世界の実現に向けて行動する若いリーダーが期待される。

kousha

㊦装いを新たにした文京キャンパス

【School Data】
取得可能な学位 修士 / 博士(国際開発専攻、安全保障専攻)
定員 修士35人(国際開発専攻20人 、安全保障専攻15人)/ 博士5人(国際開発専攻3人、安全保障専攻2人)
学費 76万5,000円(授業料) 奨学金 あり

【Access】
文京キャンパス
〒112-8585 東京都文京区小日向3-4-14
TEL 03-3947-7854(大学院事務課)
FAX 03-3947-2274
URL http://www.takushoku-u.ac.jp
交通 東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅から徒歩3分

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