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神戸大学大学院 国際協力研究科

【学生の声】 修士課程 2年 リホア・チャンさん

カンボジアの経済政策を分析 母国のより良い発展に尽くす

 カンボジアで生まれ育ち、大学では経済学を学びました。大学院在学中に国家試験に合格し、修了後はカンボジア経済財政省に入りました。配属された租税総務課では、業務を通じて学ぶことも多い半面、母国にさまざまな問題があることを改めて知ったのです。  
 「カンボジアは開発途上国。まだまだ遅れている母国のことを客観的な視点でとらえ、行政システムの課題や解決策を探りたい」。そんな思いが募り、日本への留学を決意しました。神戸大学を選んだのは、カンボジアの大学の指導教員がかつて留学した大学だったからです。  
 ここではカンボジアの行政に携わった経験や他国の事例を分析しながら、より良い経済政策について理論的に分析するための研究を続けています。英語コースが充実しており、実務経験豊富な教員が多いのも魅力のひとつです。日本ではたくさんの刺激を受けながら学んでいますが、特に学生同士が議論を交わし合う演習の授業は有意義です。環境問題や貧困といった世界が抱える課題などをテーマに、積極的に意見を出し合う雰囲気があり、志ある世界中の仲間と出会える機会は、またとないとても貴重な機会です。  
 大学院修了後は母国に戻り、カンボジアの経済政策に携わる予定です。さらに将来は博士課程に進み、国際通貨基金(IMF)で研究者として働きたいと思っています。途上国の人々がもっと公平かつ公正な社会でより良い暮らしができるよう貢献できればと考えます。

【教授の声】

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国際協力研究科 樹神 昌弘 准教授  

 私は本研究科の教員であり、卒業生でもあります。本校で開発経済学の基礎学んだ後、アジア経済研究所勤務を経て、教員として母校に戻ってきました。東南アジアの中でもいち早く成長を遂げたマレーシアは後発の途上国のロールモデルになり得ると考え、同国に2年間滞在して研究活動を行った経験もあります。  
 国際協力分野の仕事では、開発過程に特有の政治や経済、社会状況に関する知識に加え、現場の実情に即した経験が求められます。本研究科は世界 20 カ国以上の大学や国際機関と協定を結び、院生が海外で学ぶ機会を多く提供しています。途上国経験が豊富な教員が多いうえ、学生の4割は留学生で、キャンパスにいながらにして国際的な感覚が身に付きます。  
 世界には国際協力を必要とする問題が数多く存在します。それらの問題を改善するための知識を学びたいと考える方は、ぜひ本研究科に来てください。皆さんの志を、スタッフ一同が全力で支えます。

【Point】 日本で最初の国際協力専門大学院

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 国際舞台で活躍できる人材を育成し、国際社会の発展に貢献することを目指して、1992年に設立された国際協力研究科(GSICS)。国際協力を専門とする日本で最初の大学院として発足し、これまでに多くの優秀な人材を輩出してきた。
 プログラムは、国際学、開発・経済、国際法・開発法学、政治・地域研究の4つで、専門性と学際性の双方を重視した教育と研究が進められている。国際的な感覚を養うための制度も充実しており、協定校への留学を通じて2つの学位を取得できる「ダブルディグリー・プログラム」、海外におけるインターンシップ活動の授業単位認定、海外における実習制度など、さまざまな制度がある。
 国際機関で働くことを目指す学生には「国際公務員養成プログラム」が用意されており、必要な専門スキルを習得するための教育カリキュラムが豊富にある。国際機関でのインターンシップ支援や旅費などのサポートを受けることもできる。  
 文部科学省や国際協力機構などの政府機関や他大学との交流も盛んで、各国の留学生や研究者らとともに学ぶ中、世界中にネットワークをつくるチャンスが広がっている。

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㊤留学生が4割を占める国際的な環境
㊦海外での活動を積極的にサポート

【School Data】
取得可能な学位 
修士(国際学、経済学、政治学、法学)
博士(学術、経済学、政治学、法学)
定員 修士70人/博士25人
奨学金 あり

【Access】
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町2-1
TEL 078-803-7267 FAX 078-803-7295
E-mail gsics-kyomu@office.kobe-u.ac.jp
URL http://www.gsics.kobe-u.ac.jp/indexj.html

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