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2019.12.01

SDGs達成への方策を探求 利便性も重視<東洋英和女学院大学大学院>

写真:六本木駅・麻布十番駅から徒歩数分とアクセスもよい


東洋英和女学院大学大学院 国際協力研究科

協力隊経験者・NGOの新たな学びの場

 東洋英和女学院大学大学院のキャンパスは東京・六本木にあり、オフィス街、官庁街にもほど近い。授業は平日夜間と土曜日に開講されている。男女共学で、働きながら学ぼうとする人々にとって非常に恵まれた環境と言える。国際協力研究科の基礎共通科目群には、基礎科目と国際学科目がある。前者には社会学、経済学などの社会科学領域における考え方や分析方法を指導する「社会科学研究手法」や、持続可能な開発目標(SDGs)をはじめ今日の課題の解決に向けた新たな方策を探る「サステイナビリティ学」がある。後者には、従来の「国際関係論」「国際機構論」「国際開発協力論」などのほか、学外の専門家を招へいして特定の課題やテーマを深く掘り下げる「国際社会ワークショップ」といった特徴的な科目も設けられている。これらに加え、自らの専門性を磨くための専門科目としてSDGsを念頭に設定された「サステイナブル国際協力コース」と、国際社会が直面する諸問題を幅広く扱う「国際政治経済・地域研究コース」の2つがある。さらに国際協力研究科の学生は、同じキャンパス内にあり臨床心理学などを学ぶ「人間科学研究科」の科目も履修できる。幅広い教養から課題解決の方策まで学べることから、青年海外協力隊OG・OBやNGO活動を担う人たちが自らの経験を見つめ直し、新たな方策を模索するために入学するケースも少なくない。他にも、企業人や看護師、保健師など、専門職として働く人たちも多数在籍している。

他大学院との単位互換制度も

 望月克哉研究科長は「自分自身の経験やキャリアに根ざした強い問題意識を持ち、解決の道筋を見つけようとしている社会人に対して、私たちが旧来の学び方を振りかざすだけでは意味がありません。在学生はもちろん、修了生たちの要望も踏まえながら、カリキュラムの内容を見直しています」と語る。国際協力研究科では少人数で講義を行い、論文指導はもとより、キャリア相談などもマンツーマンで行われ、学生と教員の距離が非常に近い。多様な社会課題に取り組む力を養うため、フィールドワークなど座学以外の研究活動も積極的に進めている。「さまざまなキャリアの学生が集い、互いを尊重し、学び合うことが本研究科の大きな特徴です。学生たちは積極的に勉強会なども開催しており、これに参加した教員もまた刺激を受けています。SDGs達成や国際協力について、よりよい方策を求めている人に集っていただきたい」と、望月研究科長は強調する。2020年度からの新カリキュラムに合わせて、他大学院との単位互換制度も開始する予定で、同研究科はこれからも学生の利便性を高める努力を続けてゆく。

『国際開発ジャーナル』2019年12月号掲載
#大学の国際化最前線 #東洋英和女学院大学大学院